北海道の最南端にある「えりも岬」をご紹介します。

えりも岬は何度か行ったことがあるのですが、その度に顔が真っ赤になるほど強風に吹かれて飛ばされそうになっています。

ほんと、飛べるかもしれないと思えるくらいの強風。

帽子なんて絶対アウトですよ。

おすすめは、初夏(6月〜8月)。

程よい涼しさが心地よいしお花が綺麗ですよ。比較的、風も穏やかかも。

緑広がる襟裳岬

「えりも」の名前の由来は?

襟裳「えりも」という名前の由来はアイヌ語から来ています。

日高山脈の南端が太平洋に突き出しているところから、

大きく(オンネ)突き出た地形(エルム)、「オンネエルム」が転訛してえりもと呼ばれるようになったとされています。

また、「エリモ」はアイヌ語でネズミのこと。

岬の岩場には、かつて多くのネズミが生息していて、

そのことから「ねずみ岬」と名付けられたとも考えられています。

諸説あるようですね。

襟裳岬は、日本で一番風が強い岬

えりも岬は、日高山脈の南端がそのまま海へと沈み込んだような地形。

陸地としては細長く、両側を海に挟まれて南へ突き出すような形をしているため、

風が抜けやすいのです。

とくに冬から春にかけて、シベリア高気圧から吹き出す北西の季節風がえりも岬に集中します。

気象庁の統計では、日本でもっとも風の強い地点の一つとされています。

この風の強さから、「風極の地(ふうきょくのち)」とも呼ばれています。

2025年3月には、最大瞬間風速40m/s.以上の強風が観測されました。

風速10メートル以上の風が吹く日は年間260日。3日のうち2日は強風が吹いているということになります。

ちなみに、千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムでは、風速10m/sを超えると試合が中止になることもあるそうですよ。(だいたい15m/sくらいになると中止の様子)

風速10メートルは、歩くことが困難。私のように踏ん張る力のない人はフラフラ〜となってしまいます。

風速 m/s10~15歩きにくい
15~20転倒する人も
20〜立っていられない

「風の館」で、ちょっとひと休み

襟裳岬には「風の館」というビジターセンターがあります。

ここでは風の仕組みや、野生のアザラシ(ゼニガタアザラシ)について学べます。望遠鏡から野生のアザラシたちがごろごろしてる姿が見えます。見えないときもあります。見えていてもわからないこともあります。

何もない春

少し歩くと「えりも岬の歌碑」があります。

森進一さんのあの歌。「何もない春です」

よく、地方に行くと地元の人に

「ここは何にもないよ」と言われて、

「そんなことないよ、何にもないのがいいんだよ」

という会話をすることがありますが、えりもの歴史を知ると簡単にそういう発言をしてはいけないなあと思いました。

「何もない春」にグッと来て涙。

えりも岬の何もない春に涙する訳はこちらです。

日高昆布のお土産を買って街に繰り出す

お寿司屋さんに行きました。

何年か前にえりもで獲ったばかりのエゾバフンウニを食べたことがあって、その味が忘れられずに、またウニを食べに行ったのです。

が、残念。

この時は、ウニの漁が禁止されていて食べれませんでした。

2021年に太平洋沿岸で発生した赤潮の影響で、えりも町ではウニが壊滅的な被害を受け漁を休止していたのです。

でも、漁師さんたちの努力で今年4年ぶりに水揚げされたそうです。よかった。素晴らしい。

来年はウニを食べに行くぞ。(漁はだいたい2月〜5月くらいまで)

えりも岬は、風を感じに行くところ。

自然を感じるところ。

地図を頭に描いて、ああ、あの端っこね。と思いながら岬に立つ。

ああ、それと、車から降りるときに、レシートとか色々飛ばされないように気をつけてくださいね。