仲良し女子4人でランチに出かけた。

茨城県鹿島市に詳しい友人が、「新鮮なはまぐりを焼きながら食べられる」と案内してくれたお店。友人によると、鹿島灘で獲れるはまぐりは全国屈指の水揚げ量を誇る名産品なのだそうだ。

お店の扉を開けた瞬間、ふわりと磯の香りが漂ってきた。それだけで気分が上がる。店内の青い生け簀には、はまぐりと牡蠣がぎっしり。生きている海の輝きがそこにあった。

私たちはそれぞれ丼ものを頼み、テーブルのコンロで、はまぐりと牡蠣を焼くことにした。

「牡蠣は、平らな方を下にして、表面が白くなったら殻を開けてくださいね」

と店員さんに教わったものの、焼き加減がわからず、つい焼きすぎてしまう。

コンロの上ではパンパンと音を立て、きゃーと声を出してあたふたする私たち。殻が開かずに困っていると、お店の方が「仕方ないわね」とでも言いたげに笑いながら手伝ってくれた。

はまぐりは、そんな私たちを見かねたように、パカッと気持ちよく開いてくれる。湯気の向こうに、ぷりっぷりの身。

「おいしいね」「楽しいね」

笑い声と潮の香りが混じり合う昼下がりだった。潮風にふわりとほぐれる――笑い合う時間が、いちばんのごちそう。

そのおいしい時間を過ごしたのは、鹿島サッカースタジアムのほど近く国道51号線沿いにある 「浜茶屋やましょう」。店内の青い生け簀には、鹿島の名産・はまぐりや牡蠣が並び、テーブルのコンロで焼きながら味わうスタイル。はまぐりはお土産で買うこともできる。

香ばしい磯の香りと、パカッと開くはまぐりの音に、自然と笑顔がこぼれた。また季節を変えて訪れたい、海辺の小さなごちそう処。