茶色の羽に細かなライン。首をかしげながら「デデーポッポ」と鳴く声は、どこかマイナーコードの響き。駅前で群れるドバトとは違って、キジバトさんは少数で、静かに過ごしていることが多い。

容姿も性格も、私はやっぱりキジバト派だ。

うちの近所で出会ったキジバトさんは、じっと立ち止まって、まるでお友達を待っているようだった。キジバトは夫婦仲が良く、つがいで行動することが多い鳥。もしかしたら、この子もどこかで相方を待っていたのかもしれない。そんな姿に、静かなやさしさを感じた。