目をギュッ、パッで心の傷を癒す
昨年末、転んで顔に傷を負った。
切り傷もあざも、今ではほとんど気にならないくらいに回復。
とはいえ、よく見ると左目のまわりに薄く青あざが残っている。
年齢とともに、回復するには時間がかかるようになってしまったのかな。
転倒から約4ヶ月半。
痛みが残っていたため、顔を強く触ることを避けていた。
とくに目のまわりが痛くて、洗顔も化粧も撫でるようにやさしくして、
なるべく目を大きく動かさないようにしていた。
一昨日、鏡の前に急に老け込んだ私の顔があった。
目に覇気がなく、
どう見ても、くたびれた顔。
肌も赤みがあって、ハリもない。
どう見ても「どうでもいいや」な雰囲気が、漂っていて自分の顔にゾッとした。
もともと化粧っ気がないほうだったけれど、転倒してからはさらにお構いなし。
気がつけば、そんな日々が私を変えてしまっていたのかな。
ええ~、やだ……。
今まで気にしていなかったけれど、気になりはじめたら止まらない。
このままではいけない。
ここであきらめたら、一気に”おばあちゃん”になってしまう。
鏡を見ながら、指先で目のまわりをちょんちょんと軽く突いてみた。
ちょっと痛い。
次は、指の腹でやさしく目のまわりをぐるぐるマッサージ。
これならいけるかも。
「どうか、お目々ぱっちり表情が明るくなりますように」
そう唱えながら、目のまわりを3分ほどさすり続けた。
だんだんぽわ~っと温かくなってきた。
たったそれだけで効果が現れるなんて、よっぽど何もしていなかったんだな、私。
続けて、目をギュッと強くつむって、パッと大きく見開く。
これを繰り返した。
だんだん楽しくなってきて、調子に乗って100回くらいギュッ、パッを繰り返した。
そのせいか、頭が痛くなって、少し気持ち悪くなってしまった。
そういえば、目のまわりはとても繊細だから刺激し続けるのは良くないと何かの記事で読んだことがある。
今日はこのへんでやめておこう。
少し横になって休んだ。
昨日は、無理せずギュッ、パッを20回と、目のまわりのマッサージを2分ほど。
すると、視界が少し開けたような感覚があった。
そして今朝。
赤らんでいた顔が、なんだか白く感じる。
あれ?
肌の調子がいいような……。
もしかして、あのマッサージのおかげ?
やだ、うれしい。
気づけば、転倒してからの私は、気持ちまで転んだままだった。
人に会うのがちょっと恥ずかしいという気持ちもあったのかもしれない。
外に出ないことに慣れてしまって、ますます出なくなる。
「顔なんてどうでもいい」と、どこかであきらめていたのかもしれない。
知らないうちに、自分の中に引きこもっていたのかもなあ。
旅のブログを始めよう!と意気込んでいたときに、出かけることが億劫になるなんて。
肌にハリが戻っただけで、こんなにも気持ちが明るくなるなんて。
「きれい」をあきらめちゃいけないんだな。
まだ、左目のまわりにはうっすら青あざがあって、触ると痛いところもあるけれど、
“痛気持ちいい”くらいのマッサージで、顔も心も少しずつほぐしていきたい。
今日も「目をギュッ、パッ」。
私の日課になりそうだ。