雨の翌朝の散歩で、蜘蛛の巣が朝の光を受けてきらきらと輝いていた。
蜘蛛の巣と聞くと、「っきゃー!」と身を引いてしまう方も少なくないだろう。けれど、よく目を凝らしてみると、それは意外にも繊細なアートのよう。
細い糸が幾重にも重なり合い、円を描きながら広がっていて、朝日を反射しながら光っている。
自然がつくり出す造形は、人の手では決して真似できない精密さと美しさを持っている。嫌悪の対象と思っていたものも、角度を変えて眺めてみると、思いがけず心を奪われる瞬間がある。雨上がりの蜘蛛の巣は、そんな発見をくれる自然からの贈り物だ。