紙のデザインから広がる、ささやかな旅。
六花亭の花柄の包装紙は、いつ見ても心が和む。色私の好きな山野草が小さな野原のように散りばめられていて、包みを開ける前から嬉しい気持ちになる。気に入った柄は、いつも捨てずに取っておき、ノートのカバーにしたり、封筒を折ったりと、ささやかな楽しみにしている。
昨年、落ち着いたモカ色タイプの包装紙があることを知った。主に弔事用とのことだが、その控えめで上品な色合いに惹かれた。
いまはブックカバーとして大切に使っている。この花柄のデザインは山岳画家・坂本直行さんによるもの。自然を描いた画家のまなざしを思うと、包装紙ひとつが小さな作品のように感じられる。